畳敷きの教会、清里聖アンデレ教会

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清里の清泉寮に一泊しました。
清泉寮はポール・ラッシュというアメリカ人の宣教師が
信徒たちの研修施設として建てたのがはじまり。
いまは自然観察の散策路や「やまねミュージアム」やパン・ジャム工房などが
高原の風景のなかに点在していて、
このゴールデンウイークにも多くの観光客が訪れていました。

清里聖アンデレ教会はその関連施設のひとつ。
1948年に建てられ、清里開拓のシンボルとして
清さとの人びとに大切にされてきた建築です。

なかに入ると、なんと礼拝堂が畳敷き。
教会と畳敷きの取り合わせにちょっと驚きましたが、
この地でこの場所を使ってきた人々にとっては
畳に座すほうが自然で落ち着いた祈りの時間をすごすことができたのでしょう。
また、集まる人数の変化にも柔軟に対応できて合理的でもあったのかもしれません。
視線の先には石積みの空間の祭壇が見えます。
木造の架構による礼拝空間と石積みの神聖な祭壇の空間とが
とても素直に共存していて、
また、高原の緑のなかにひっそりと佇んでいる姿がとても魅力的でした。

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by CRAFTSCIENCE | 2007-05-02 10:33 |


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