かつてのデザイン心

東京駅の山手線のホームで、ふと気がついた。
柱に装飾が施されていることに・・・。

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このデザインはヨーロッパ建築の古典様式のオーダーであるコリント式で
柱の頭に植物の葉が茂ったような飾りがついています。

日本の駅舎建築のほとんどが、機能性と経済的合理性のみで設計されていて、
空間の豊かさや気持ちよさをデザインの力で生み出していこうとする気持ちなんて
これっぽちもありゃしない。さびしいかぎりです。

この柱は、まだ東京駅ができて間もないころの
かなり古い時代の名残なのだろう。
かつてはホームの柱ひとつもおろそかにしない
デザイン心があったのに・・。
by CRAFTSCIENCE | 2006-11-01 07:18 | まちで見つけたもの


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