eitoeikoの路地・その1

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東京新宿区矢来町に建つ、この2棟住宅。
どちらも住宅の一部を、「街に開かれた場所」として設計しました。
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2棟の間には、敷地の奥まで伸びる「路地」があります。
この路地の奥に現代アートのギャラリー「eitoeiko」「矢来町カフェ」の入り口があります。
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2007年に設計に着手、2009年秋に「eitoeiko」がオープン。2011年春には「矢来町カフェ」もオープンしました。写真は2009年の竣工直後で植栽も未施工なので、いささか無機的に見えますが、路地が生きてくるには生活や自然が時間とともに育っていくことが必要なので、時間をかけてゆっくりと豊かな路地空間に育って行ってくれることを期待しています。
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二つの入り口。左が住居の玄関扉。右手に見える、古い雨戸の戸袋がギャラリー「eitoeiko」の入口です。
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この扉はトステムのアパート用ドアに木の無垢板を貼っています。
木の柱と梁が見えますが、この建物は建築基準法で定められた「準耐火建築物」です。ここでは「燃えしろ設計」という方法で、万が一、火災によって柱や梁の表面が炭化しても、残った芯の部分が建物を支えるのに十分な太さになるように部材の寸法を決めています。
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葛飾区の「柳沢商店」で購入した、戸袋。古い民家で使われていたものをエントランスの扉として転用。
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設計段階のスケッチ。上部のFIX窓にはぐるりと木の板を額縁のようにまわして、ギャラリーの看板のようになればいいな、というデザイン。
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二階の窓前につくった木製の花台。こういうところが日常のなかで生かされてくると路地が楽しくなってきます。
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路地の突き当りを斜めに曲がるとその先に緑の庭が見えます。
家と家の隙間に、パッと小さな庭が広がって、午後の日差しで満たされた明るい空間が広がります。
狭い路地を抜けるとひらかれた場所にでる・・・シークェンスの演出手法です。
by craftscience | 2011-06-23 06:10 | 2009eitoeiko(神楽坂)


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