家づくり学校、募集締め切り間近です。

私も講師の一人として運営しています「家づくり学校」。
今年の受講生募集の締め切りが4/20と迫ってきました。

住宅設計を生業にしていきたい人は
自身のスキルアップと見識を高めるのにものすごく役に立つと思います。
詳しくはこちらをご一読ください。
写真は昨年2年生の栃木の石切り場見学会の様子。
c0087532_1211544.jpg

# by craftscience | 2012-04-13 12:03 | セミナー・見学会

東京オフィス移転のお知らせ。

c0087532_856113.jpg

今日から2012年度のはじまりです。
昨日は、東京から京都に車を自分で運転してやってきました
写真は途中の、東名高速富士川サービスエリアからみた富士山と
富士川にかかる橋。

富士山には雲がかかっていてその全貌がすっきりと見渡すことはできませんでしたが、
その雄大な姿は確かにそこに見えています。
今の社会の行く先は不透明ですが、
本当に大切なもの、向かうべき方向性は少しづつ見え始めているようにも感じます。

東と西を行き来しながら、
時代の大きな転換期を広い視野で見据え
これからの時代にふさわしい住まいのあり方を探求して
自身の仕事や生活のなかで実践していきたいと思っています。

クラフトサイエンスの東京オフィス、
移転のため住所が変わります。

新住所は
郵便番号124-0013
東京都葛飾区東立石4-39-9-1F
TEL03-5698-8387
FAX050-3156-3769
電話番号は変わりありません。
FAX番号は京都オフィス兼用です。

これから新しい一歩をまた踏み出していきます。
今後ともよろしくお願いします。
# by craftscience | 2012-04-02 09:44 | プロフィール

京町家 秦家住宅と杉本家住宅を見学

今年に入って、「京都市文化財マネージャー育成講座」という講座を受講しています。
京都市と財団法人京都市景観まちづくりセンターとNPO法人古材文化の会が運営している講座で、
京都にかぎらず、地域に残る優れた建造物と歴史を守り育てる専門家の育成を目的にしています。
つまり、皆さんがお住まいのまちにも、古い建物で味わい深く、何とか残ってほしいものだと思う建物があると思いますが、そういう建物多くは、持ち主の都合で取り壊され無くなっていくことがほとんどでしょう。
それを何とか保存・活用していく道筋をつけられないものか、そのためのスキルや知見を身につけましょうという内容になっています。
半年間、二週間に一度、土曜日の朝から夕方まで講義や実習などで学んでいきます。

先日もその講座で、秦家住宅と杉本家住宅の二軒の京町家を見学してきました。
c0087532_15143855.jpg

秦家は薬屋さん、軒中央の看板が豪壮です。
c0087532_15145732.jpg

奈良屋杉本家は、呉服商として栄えていたそうですが、現在は文化財として保存活用されています。
http://www.sugimotoke.or.jp/
写真でお見せできないのが残念ですが、庭園と座敷の関係がすばらしく、また抑制の効いた華美なところの無い意匠が、京商人としての美意識と奥ゆかしさを重んじる精神性が感じられ、たいへん勉強になりました。
c0087532_1515276.jpg

c0087532_1516190.jpg

c0087532_15163896.jpg

# by craftscience | 2012-03-05 15:36 | 京都のコト

キッチンの日常風景

建主さんのご了解を得て、キッチン回りの日常風景をご紹介します。

隣地の幼稚園の豊かな緑を借景することを大切に考えながら設計した家です。
2階のキッチンのコーナーに配された窓からは、隣地の桜の樹を、
文字通り手の届く距離に感じながら台所仕事ができます。
c0087532_6571235.jpg

キッチンは、いろいろな調理器具やこまごまとした道具が出てきます。
住む人の、ものとの付き合い方があらわれる場所ともいえます。
この家では、シンクとガスレンジのカウンターをフラットにするか
ち上がりを設けて手元をダイニング側から見えないように隠すかずいぶん話し合いました。
結果、建て主さんが決断されたのはフラットにしようということ。
お客さんがきて一緒に食事をされることも多い暮らしで、
キッチンとテーブルの間で、たくさんのお皿のやり取りがされますが
立ち上がりは無いほうがやりやすいですね。

キッチン回りをお客さんから見えないようにして、日常を意識させない、
あるいはすっきりとした印象をもってもらいながら、もてなす・・・・、
という奥ゆかしい精神もありだとは思うのですが
ここでは、お客さんも一緒になって洗い物を手伝ったりして
食事の全体を共に楽しむというオープンマインドな精神の表れたキッチンなのだと思います。
c0087532_6593544.jpg

壁の一部にくぼみがあって収納になっているのですが、
その扉にはガルバリウム鋼板を貼ってあり、
学校のプリントなどがマグネットでとめられるようになっています。
上には壁埋め込み形のエアコンが納まっています。

住む人の暮らしに寄り添っていくデザインを心がけています。
# by craftscience | 2012-03-04 07:26 | 2011時を重ねる家3@杉並区

手づくりの表札

c0087532_927543.jpg
c0087532_9281413.jpg

2011年秋に竣工したこの家に伺ったら
手づくりの表札が入り口の壁に取り付けてありました。
木の枝やどんぐり、木の葉まであしらって上手に文字が作られています。
感激して建て主さんに聞くと、近くの公園や庭に落ちていた枝を使ってお子さんとつくったとのこと。
小学校に入学直前のご子息は
「とだけカタカナになっちゃったんだ・・・」と照れながら話してくれました。

c0087532_933532.jpg

# by craftscience | 2012-03-03 09:32 | 2011時を重ねる家3@杉並区

つるし雛が階段室に彩をそえる

c0087532_611432.jpg

2011年の秋に竣工したこちらの家。
打ち合わせがあって伺ったら、階段の吹き抜けに立派なつるし雛が飾ってありました。
こういった季節の飾りというのは、日常の見慣れた風景にパッと花が咲いたようで、新鮮な気持ちをもたらしてくれるものだと、あらためて思いますね。
こちらの階段室は以前の記事にも書きましたが、光の取り込み方がとても上手くいって、この日も訪れたのは午後の2時ごろでしたが、つるし雛のまわりにやわらかい光が満ちていて心地よく感じました。
# by craftscience | 2012-03-02 06:18 | 2011時を重ねる家3@杉並区

住宅設計にあたっての考え方

よい住宅とは、使い勝手がよく、丈夫で長持ちして、かつ美しい家だと思います。
あまりに当たり前ですが、当たり前のことを本当にきちんと実現することは簡単ではありません。
なぜなら、何がよいと思うかは人それぞれ違うから。

使い勝手を良くするには、住む人の暮らし方をよく知らなければなりません。
だから住宅の設計依頼をうけると、その方の暮らし方をよく観察し、ヒアリングを行います。
そこから課題を見つけだし、設計で解決できるように考えていきます。

丈夫で長持ちする家をつくるには「自然をよく知る」ことが必要です。
木のこと、風、水、光のこと、
これが時間とともにどう変わっていくかを常に意識しながら設計します。
ポイントは「自然に逆らわない」ようにすることだと思っています。

美しい家。
これもまた人によって美しさの感じ方が違うので難しい。
でも、私が美しいと感じるものが確かにあって、
その感覚に正直であることが大事だと思っています。
c0087532_7224829.jpg

# by craftscience | 2012-03-01 07:24 | プロフィール

この家、いいなあ

c0087532_16395263.jpg

クラフトサイエンスの東京オフィスのご近所に建っているこの家。
平屋の小さな家なのですが、前からこの家の住人は只者ではない・・・、そんな気がして前を通っていました。
c0087532_164201.jpg

なんといっても、街のなかでの佇まいがいい。
この小さいスケール感と、黒塗りのナミイタがとても素敵です。
丁寧に手入れされた植栽が、きちんとした暮らしの存在を物語っています。
木製建具の姿はどうして、なぜアルミサッシより美しいのか?
これで中に入ると、むちゃくちゃ断熱性能がよかったりしたら
一人暮らしの理想形なんだけどなぁ。
# by craftscience | 2012-02-16 16:48 | まちで見つけたもの

批評=自己ルールの交換と調整

昨日、地下鉄に乗って移動中、何気なく目に留まった車内広告がこれ。
日能研の「シカクいアタマをマルくする」というやつ。
c0087532_602041.jpg


日能研の広告は、けっこう考えさせられる問題がのっていて、よく楽しませてもらってる。
今回は長文を読んで、意見を述べよという問題で、「なになに、どんな文章やろ?」と読んでみた。
これがなかなか印象に残った文章だったのでブログに書きます。

その文章には「相手と自分との違い」をどう考えるか、というテーマが流れていました。
また「批評とななにか」という問題意識で書かれた文章だと思いました。
内容はこんな感じ。
ひとはそれぞれ「自己ルール」というものをもっている。
「自己ルール」とは、人がいつのまにか身につけている「良いー悪い」のルール、「美醜」の判断基準のこと。
人はだいたい高校生くらいまでに、自己意識の成長にともなって、その人なりの「良い悪い」判断や「美醜」の感じ方を知らず知らずのうちに身に着けていく。
「批評しあう」とは、その自分なりの感じ方を相手につたえ、相手もそれにこたえることで、「自己ルール」を交換しあうことだ。それによって自分と相手との違いに気づき、時には自分の自己ルールを調整して、ものごとの感じ方を変えていく。自分の感じ方はこうだったのかと、自分の傾向性や問題性に気づくことができる。
そんな内容でした。

批評とは、対象を、持ち上げたり貶すことではなく、
ましてや自分の感じ方を自慢したり誇示したりすることでもなく
もっといえば、「こんな風に感じないアンタはおかしい!」と強制することでもない。
「オレはこう思うんやけど、オマエさんはどう思う?」ということであって
「アンタとワタシは違ってあたりまえ、違うから面白いねん。」
ということが大事なのだと思いました。

私たちはもっと「批評」しあったほうがいい。
# by craftscience | 2012-02-14 06:04 | 日々の雑感

さくら新道(王子)が焼失していた

c0087532_050453.jpg

昨日、京浜東北線に乗って王子駅を通過するとき、
いつも楽しみにしていた風景が失われてしまったことに気づきショックを受けた。
王子駅前の居酒屋横丁「さくら新道」が2012年1月21日に火災で焼失していたのだ。
こちらがそのニュース。
赤い波板の壁面。その端部のデザイン的な処理。
増築を繰り返したような自由な表情。
大好きな建物だったのでなんとも残念である。
負傷された方の一日も早いご回復を祈ります。
c0087532_0571170.jpg

c0087532_0584027.jpg

c0087532_059871.jpg

c0087532_114333.jpg

c0087532_0593548.jpg

c0087532_0595979.jpg

c0087532_19844.jpg

# by craftscience | 2012-02-01 01:00 | まちで見つけたもの