カテゴリ:2013「窓景の家」京都吉田山( 3 )

吉田山の風景によく馴染む家を

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この家を設計するときに、とっても意識したことは、
周辺環境のずばらしさに、よく馴染むようにつくろうということでした。
だって、正面に大文字山が見えて、
すぐ隣には茂庵の森があって、
谷川茂次郎さんの住宅群がご近所なんですよ。
先人が築き、守り、大事に育ててきた環境。
それに対して失礼のないように・・・。
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春には櫻、秋には紅葉が楽しめるのはもちろんですが、
石垣や石段の隙間から伸びる雑草も美しい。
この住居群には毎日のように植木屋さんが入っていたので
相当なコストと労力を注いで、この美しさを維持しているのは間違いないでしょう。
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今回、外壁の一部を杉の下見板張りにしたもの、
このような谷川茂次郎さんの住居群に敬意を表したいという思いが私の中にはありました。

2013年9月22日オープンハウス開催、詳しくはこちら
by craftscience | 2013-09-22 07:26 | 2013「窓景の家」京都吉田山

金森正起さんの門扉

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傾斜地に立つ吉田山のリノベーション「窓景の家」は、地下1階扱いになる駐車場があり、建物の下をくぐり抜けるように石段を登って玄関にアプローチします。そのアプローチには既存の古びた門扉がありましたが、錆もひどく、止め金も壊れていました。それを手を入れて再利用する案もありましたが、この家へはいっていく際に、最初の手の触れる場所として、何か特別な存在感をもったものにしたいと思い、だれかふさわしい作家さんにつくってもらいたいと思っていました。そこで金森正起さんに頼むことにしました。
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金森さんは名古屋市で活動する作家さんで、鉄やアルミなどの金属を使って、ナイフ・フォーク、お皿やお盆といった生活用品から建築の手摺りや門扉、さらには照明器具まで幅広く製作されています。
私と金森さんの出会いは、神戸のセレクトショップ草灯舎で行われた展示会でした。
そこで見た作品から、造形のセンスのシャープさと仕上げ質感に徹底的にこだわっていく姿勢に共感しました、この人にいつか何かお願いしてつくってもらいたいと思っていました。
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金森さんは全体のプロポーションや造形もいいのですが、ディテールがまたさりげなく、でもかわいいんです。
この写真にあるように、ステンレスの棒がかんぬきなのですが、その受け材の丸さと厚みが絶妙でふくよかな質感をもっているのですね。普通の鉄鋼屋さんならもっとチープになります。回転させるために手でつまむところも丸さととんがった形の組み合わせで、ちょっとしたところなのですがいいかんじでしょ?
金森さんご自身のサイトはこちら
by craftscience | 2013-09-20 01:13 | 2013「窓景の家」京都吉田山

「窓景の家」京都吉田山でのリノベーションが完成

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京都の吉田山でのリノベーションが完成しました。
平安京遷都が行われる以前からの聖地として知られる吉田山。
斜面のひな壇に立つレトロな家屋群は、かつて蚊取り線香のCM
「キンチョーの夏、日本の夏」のコピーで大文字の眺めとともにロケとなった場所です。
京町家のリノベーションで知られる京都の不動産会社「ハチセ」さんがこの住宅のクライアント。
詳しくはこちらをご覧下さい。
by craftscience | 2013-09-15 13:47 | 2013「窓景の家」京都吉田山