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謹賀新年 2017年

京都オフィスを構えて6年目を迎えました。
写真は、昨年オープンした住居と宿が一体となった京町家のリノベーションです.
古いものと新しいもの、和の物と洋の物、自然と作為が同居しながらも調和した空間を目指して、
自分も現場で手を動かしながら、大勢の人たちの力をいただきながら、試行錯誤でつくりました。
今年は初心に帰る気持ちで、これまでとこれからを見つめ直して、歩んでまいります。
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by craftscience | 2017-01-01 00:01 | プロフィール

トータルバランスのいい家

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家づくりにおいて、心がけていることは何ですか?
とたずねられたとき、
「トータルバランスのいい家にすることです」と答えることが多い。
トータル・バランスのいい家とは、偏った価値をことさらに主張するような家ではなく、総合的、包括的な均整のとれた家だと思っています。

このイラストは北白川の京町家のリノベーションを設計したときにクライアントにプレゼンテーションしたときのものです。


そこにある四面体の頂点に置かれた四つの言葉についてもう少し説明が必要ですね。

家はまずもって「いのち、生活(life)」を支えるものでなければなりません。そのためには、家で日々行われる家事仕事(work)はもちろん、社会や他者とかかわりながらの仕事を滑らかに成し遂げられるような作業環境がもっと真摯に求められるべきだと思います。その実現のためには確かな技術(technology)や手仕事(craft)に立脚すること、重奏する歴史(history)に敬意をはらうことも不可欠で、それを表現していくことも大切なことだと考えています。
by craftscience | 2014-05-01 23:40 | プロフィール

東京オフィス移転のお知らせ。

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今日から2012年度のはじまりです。
昨日は、東京から京都に車を自分で運転してやってきました
写真は途中の、東名高速富士川サービスエリアからみた富士山と
富士川にかかる橋。

富士山には雲がかかっていてその全貌がすっきりと見渡すことはできませんでしたが、
その雄大な姿は確かにそこに見えています。
今の社会の行く先は不透明ですが、
本当に大切なもの、向かうべき方向性は少しづつ見え始めているようにも感じます。

東と西を行き来しながら、
時代の大きな転換期を広い視野で見据え
これからの時代にふさわしい住まいのあり方を探求して
自身の仕事や生活のなかで実践していきたいと思っています。

クラフトサイエンスの東京オフィス、
移転のため住所が変わります。

新住所は
郵便番号124-0013
東京都葛飾区東立石4-39-9-1F
TEL03-5698-8387
FAX050-3156-3769
電話番号は変わりありません。
FAX番号は京都オフィス兼用です。

これから新しい一歩をまた踏み出していきます。
今後ともよろしくお願いします。
by craftscience | 2012-04-02 09:44 | プロフィール

住宅設計にあたっての考え方

よい住宅とは、使い勝手がよく、丈夫で長持ちして、かつ美しい家だと思います。
あまりに当たり前ですが、当たり前のことを本当にきちんと実現することは簡単ではありません。
なぜなら、何がよいと思うかは人それぞれ違うから。

使い勝手を良くするには、住む人の暮らし方をよく知らなければなりません。
だから住宅の設計依頼をうけると、その方の暮らし方をよく観察し、ヒアリングを行います。
そこから課題を見つけだし、設計で解決できるように考えていきます。

丈夫で長持ちする家をつくるには「自然をよく知る」ことが必要です。
木のこと、風、水、光のこと、
これが時間とともにどう変わっていくかを常に意識しながら設計します。
ポイントは「自然に逆らわない」ようにすることだと思っています。

美しい家。
これもまた人によって美しさの感じ方が違うので難しい。
でも、私が美しいと感じるものが確かにあって、
その感覚に正直であることが大事だと思っています。
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by craftscience | 2012-03-01 07:24 | プロフィール

安井正 プロフィール

●主な経歴
1968年 神奈川県生まれ
1991年 早稲田大学理工学部機械工学科卒業後、建築学科に学士入学
1994年 早稲田大学理工学部建築工学科卒業
       石山修武先生の研究室で卒論指導をうける。
       卒業論文「バックミンスター・フラーの研究」
1994年~1996年 自然エネルギー利用の設備設計家・葉山成三氏の会社・日本サーマルに就職、
       テーテンス事務所にも出向し、主に冷暖房空調設備の設計・施工・メンテナンスの業務を経験。
1996年~1998年 早稲田大学大学院修士課程に入学、石山修武研究室に在籍。
       「松島さかな市場」の実施設計と現場監理を担当。
1998年 クラフトサイエンス設立。

●著書・主な雑誌掲載
共著書「住宅作家になるためのノート」(2008年、彰国社)
「最高の外構をデザインする」(2009年、エクスナレッジ)
訳書「建築のABC」(ジェイムズ・F・オゴーマン著、白揚社)
「時を重ねる家」(My Home+、2011年冬号、エクスナレッジ)
「時を重ねる家」(HOME Portait VOL.3、住まいの設計別冊、扶桑社)
「ケネディ邸」(住まいの設計2009年8月号、扶桑社)
「ケネディ邸」(チルチンびと2011年春号、風土社)
「沙羅の樹文庫」(新しい住まいの設計2007年12月号)
「55人の建築家ファイル」(モダンリビング創刊55周年記念号)
「カフェ・スイート」(チルチンびと2003年春号)

●その他建築に関する活動
NPO法人家づくりの会理事
我孫子市景観アドバイザー
日本建築学会正会員
by craftscience | 2011-10-01 23:59 | プロフィール

京都オフィス開設しました。

かねてから準備を進めてきました京都オフィス。
本日2011年9月2日より開設いたします。

場所は京都市東山区の小松町。
俵屋宗達の風神雷神図で有名な建仁寺にほど近く、
細い路地に古い町屋が多く残っている地域です。
たくさんの方のお力添えのおかげで、
古い町屋をリノベーションした空間に事務所を構えることができました。

これまで東京都葛飾区立石の事務所を拠点に、
住宅、建築設計の活動をしてまいりましたが、
このたび京都にも拠点を設けることで、
より広い視野をもって、いまの日本の現状を見つめ、
過去の日本、未来の日本にも思いをめぐらせながら
よりよい住宅をつくっていきたいと考えております。
by craftscience | 2011-09-02 13:13 | プロフィール

ツイッターはじめました。

http://twitter.com/craftscience
まだまだ手探り状態ですが、だんだん面白くなってきたぞ。
by craftscience | 2011-05-09 01:05 | プロフィール

パタン・ランゲージ研究 5年半

私の所属している「NPO家づくりの会」には
若手建築家、設計者の勉強会「建築道場」というのがあります。
毎月、第一土曜日の夜、いまでも続けています。

そこでつい最近まで「パタン・ランゲージ研究」ということをやっていました。
2001年7月7日の第一回から2007年1月まで、
実に5年半も、コツコツと続けてきました。
われながら、よくもまあこれだけ長く続いたものだと思いますが、
でも、個人的にはまだまだ研究が足りないと思っていて、
また「建築道場」では別のテーマで勉強会が始まっていますので、
このブログのカテゴリーの一つとして、
さらにコツコツと探求していきたいと思っています。
by CRAFTSCIENCE | 2007-02-22 11:27 | プロフィール

防犯住宅の建築家?

雑誌「オレンジページ・インテリア」の別冊で
「家づくりの本」というのが発売されました。
そのなかの
「安心して暮らすための住まいの防犯」というページで
私も取材協力をしています。

私としては、
特別に「防犯に強い建築家」をうたっている訳ではないのですが、
以前、家づくりの会の講座で
「住まいの防犯基礎知識」という講座を担当したことが縁で
いくつか「防犯住宅を実践している建築家」として取材を受けました。
防犯の専門家は他にもたくさんいるはずですが
「それじゃあ、具体的な建物でどう考えればいいの?」
ということになると、
実際だれに聞いていいのかよくわからない・・・
といのが現状のようです。

「防犯」は安心して暮らすための無視できない大切な要素ですが、
そればかりに気をとられて、
「気持ちよく暮らす」というもっとも大切な側面が失われてしまっては本末転倒です。

住宅の設計は、住む人の多種多様な必要性や夢や希望、
環境、法規、技術など・・・じつにいろいろなことに配慮しながらまとめあげるという
総合的なものなのです。
防犯も、耐震や耐久性、機能性とともに
当然考慮すべき大切な要素、
と私は考えています。
要はバランスが大切ということですね。

紙面ではイラスト入りで、
私の設計した住宅での
「防犯性と快適性の両立」をどうつくりだしているのか
分かりやすく解説しています。
よかったら見てみてください。
by CRAFTSCIENCE | 2006-11-03 09:19 | プロフィール

セキスイB型、私が育った家

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これは、私の実家の工事中の写真です。
神奈川県秦野市の「鶴巻温泉」にいまでも建っています。
1969年に、父が39歳の時に建てた家。
私が1歳のとき。

セキスイハウスの「B型」という
60年代の当時、まだ世に出始めの頃の工業化住宅です。
軽量鉄骨のフレームが組みあがった状態です。
スリムな構造体が美しいですね。

先日、夏休みで子供を連れて実家に帰ったとき、
たまたま父が出してきた古いアルバムの中からこの写真を発見。
写真右手に写っているのが、私の母で、まだ若い!
母の脇にいる女の子が私の姉。
母が抱っこしている赤ん坊が
なんと当時の私です。

私の娘が今ちょうど一歳半で
この写真の私と同じくらい・・・。
そして自分は今38歳となり
この家を建てた親父と同じ年連になろうとしている。
今の私は、まだまだ自邸を建てるのは先の先。
50歳を超えるまでは、自邸を建てまいとさえ思っている。
とはいえ、親父はこの歳で家族や自分のために家を建てた。
その家で私は育った。
家族の成長と世代の継承、
家づくりの意味。
漠然とそんな家族と住宅と時間との関係に思いをめぐらした、この夏休みでした。
by craftscience | 2006-08-14 22:47 | プロフィール