カテゴリ:旅( 9 )

京丹後・琴引浜で海水浴

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今年の夏休みは京丹後地方に行きました。
琴引浜で海水浴。
琴引浜は遠浅で、私たちが行ったときは波も静かで、人も少なく、のんびり泳げました。
シュノーケリングの水中メガネでみつ海の底の風景や生き物に、
子供といっしょに私も大興奮!
by craftscience | 2014-08-14 15:49 |

所沢聖地霊園(建築家・池原義郎1973年)

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先日、所用があって所沢にいった。
時間が少し余ったので、以前から見たいと思っていながら見ていないかった
「所沢聖地霊園」に向かった。
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早稲田大学の教授であった池原義郎先生の若いころの代表作。
私も学生時代、講義や演習などで教えを受け、
特にこの所沢聖地霊園は建築学科の一年生の製図の課題でトレースをした作品として思い出深い。

学生当時は折れ曲がったアプローチのある配置図や
盛り土した斜面の下に納骨室のある構成の断面図や
手を広げた指ように、ギザギザと襞を伸ばしたような納骨室の平面図などに戸惑い、
その建築的な効果やデザインの意味がよくわからずにいた。
今ならよくわかる。
そのランドスケープ的な効果、シークエンスの体験の効果が。
全体構成から、人の手が触れる細部まで、デザインを透徹することで
この場の力が高められている。

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盛り土し、芝生で覆われた緩やかな斜面の向こうに片流れの屋根が見え、
屋根のコーナーにはガラスのキューブが載っている。
キューブの中には照明が仕込まれ、礼拝堂の採光のためのトップライトにもなっている。
このガラスのキューブが、霊園のほとんどこにいても目にとまるような高さにかがげられている。
でも塔を建てたような高さではなく、あくまでも林の中にひっそりとたたずみ、
大地がムクムクと盛り上がった頂点が光輝いている、そんなイメージが具現化されている。
水平に広がっていく意識の流れと内に秘めた生命力を同時に表現しているように思う。

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池原先生の鉄のキャノピーや門扉のデザインからは学ぶところが多い。
納骨堂の入り口扉は鉄の一枚板に切り込みを入れ、鉄板がめくれて取っ手になったり、
ささやかな装飾となったりしている。
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墓石型に切り込みを入れやや倒れこんだようにめくったようなデザイン。
こういう詩的なものをさりげなく組み込めるには、さすがだなーと感心するばかり。


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ここんところよい建築を見ていたいなかったなあと反省してしまいました。
今頃、自分の習った先生の作品を見にいくという、自分の不勉強さを反省しつつ、
あらためて、建築の力というものを実感できたのでありました。
73年の作品なのだからもう40年近くたっているのに、
この建築によって高められた場所の力は全く衰えていないことに驚きを感じた。
この霊園を訪れている人々にとって、命と向き合うというかけがえのない時間を過ごすことに
この建築がどれだけ寄与していることかと思うと、
自分も建築家として立っていられることに誇りと喜びを感じ、勇気をいただいたように思います。
池原先生ありがとうございました。
by craftscience | 2011-01-29 07:45 |

畳敷きの教会、清里聖アンデレ教会

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清里の清泉寮に一泊しました。
清泉寮はポール・ラッシュというアメリカ人の宣教師が
信徒たちの研修施設として建てたのがはじまり。
いまは自然観察の散策路や「やまねミュージアム」やパン・ジャム工房などが
高原の風景のなかに点在していて、
このゴールデンウイークにも多くの観光客が訪れていました。

清里聖アンデレ教会はその関連施設のひとつ。
1948年に建てられ、清里開拓のシンボルとして
清さとの人びとに大切にされてきた建築です。

なかに入ると、なんと礼拝堂が畳敷き。
教会と畳敷きの取り合わせにちょっと驚きましたが、
この地でこの場所を使ってきた人々にとっては
畳に座すほうが自然で落ち着いた祈りの時間をすごすことができたのでしょう。
また、集まる人数の変化にも柔軟に対応できて合理的でもあったのかもしれません。
視線の先には石積みの空間の祭壇が見えます。
木造の架構による礼拝空間と石積みの神聖な祭壇の空間とが
とても素直に共存していて、
また、高原の緑のなかにひっそりと佇んでいる姿がとても魅力的でした。

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by CRAFTSCIENCE | 2007-05-02 10:33 |

葛西臨海水族館

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きのうはカミさんと子供といっしょに
葛西臨海水族館に行ってきました。

秋晴れの午後、海面に反射する午後の日差しが
キラキラと輝いてとても美しく、
気持ちがリフレッシュしました。

やはり、よい建築がつくる、心地よい場所にいくのは
最高の喜びです。

谷口吉生さんの設計はとてもすばらしい。
特にシーケンスの演出がいい。
公園からのアプローチは見事です。
はじめに水の壁が視線を受け止めながら、横に伸びる壁伝いに人々の意識を自然に入り口のほうへ導いてくれます。両側を盛り土・植栽した通路は、周りの景観を切り飛ばし、正面軸線の先のガラスのドームへと意識を向けさせます。チケットを買い、やや閉鎖差的なアプローチを階段を上りながら抜けた先に開けた広場。ここのなんとも気持ちよいこと。まるで海の上に居るかのよう。広場の池のエッジを水か流れ落ちるようにデザインしているので、その向こうの海との境界をあいまいにしているのですね。

うちの娘は、まだ1歳10ヶ月だけれども、
この広場に出るなり駆け出して
子供なりにこの場所の開放感を楽しんでいるようでした。
by CRAFTSCIENCE | 2006-10-30 10:50 |

桐生での一コマ、その2

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のこぎり屋根の工場跡、
夕暮れ時の一コマ。
犬の散歩をするおじいさんと
うちの娘が遭遇。
壁面には歴史上の人物らしきペイント画が描かれていました。
by craftscience | 2006-08-26 23:58 |

桐生での一コマ、その1

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桐生の町には、今はもう使われなくなった、のこぎり型の屋根をもつ工場建築が多数あり、そこを別の用途で再生しているところがたくさんありました。
これは美容室として再生したもの。
古いもの、時間を経て建ち続けている建物は
新しいものにはない魅力や味わいがあります。
それを町並みに活かしていくのは
とても素晴らしいことだと思います。
by craftscience | 2006-08-26 23:51 |

民家裏庭の水場

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今回の旅行で立ち寄った「桐生織塾」。
桐生の織物の伝統技術を継承する活動を
こつこつとつづけておられるところです。

古い民家をいまでも使っているのですが
裏手にある水場が、なんとも美しい場所でした。

苔むした樹木が木陰をつくり、
近くの川から引かれた水路は
涼しげな音とともに陽光をキラキラと反射している。
思わず水に手をつける。
ひんやりとして、昼下がりの暑気がすっと引く。

かつては台所の延長として、
食材の下ごしらえをしたり、
洗い物をしたりと、
毎日の生活の中で、とても大切な場所であったことでしょう。
そこは山から流れる水、大地からの恵み野菜、命ある家畜などが
食卓へ並ぶ前に、姿形を変える場所であったわけです。
自然と生活とが密接に結びついた営みが行われていました。

スーパーで買う食材とシステムキッチンで調理する便利な生活。
そこでは、この水場にはあたりまえのようにある「自然との深いつながり」は分断され、
台所空間が、うすっぺたな消費活動の場に堕してしまっているように感じます。
かといって、こういう冬は寒いし、家事は手間ひまかかる重労働という昔ながらの生活に、一足飛びに戻ることもできないのが現実です。

とはいえ、この場所がもっている本質的な豊かさ奥深さを、これからの住宅の設計に活かせないものかと、思いをめぐらさせてくれた場所でした。

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by craftscience | 2006-08-26 00:29 |

日光金谷ホテル・その2

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金谷ホテルの内装は
ちょっと異国的というか、キッチュなところもあっておかしい。
洋風なデザインの中に、寺社仏閣の赤い欄干のようなものが堂々と埋め込まれていたりします。
by craftscience | 2006-08-25 23:52 |

日光金谷ホテル・その1

ここ数日、夏休みで日光と桐生に旅行に行っていました。
日光では「金谷ホテル」に宿泊。
古くからつづく由緒あるホテルですが、
その建物や空間は、写真を撮りたくなるようなところがたくさんありました。
ホテルを営んで来た人々の、時間をかけた手や意の集積が、この場所を魅力的にしているのでしょうか。

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by craftscience | 2006-08-25 23:50 |