「縮小文明の時代」と「文明が衰亡するとき」

リーマンブラザースなどの金融破綻を見ていると
いよいよ時代のジェットコースターが
峠を越えて下り坂に突入したか・・と思います。

今世の中で起きているいろいろなことが
本格的な文明、文化の転換期に入っていることの証なのだと思います。
大量生産大量消費を前提としない経済、社会構造へと移行していくプロセスが
いままさに進行中なのだと思います。

以前読んだ二冊の本をまた取り出してきて、パラパラとめくっています。
「文明が衰亡するとき」高坂正堯、新潮選書、1981年
「縮小文明の展望」月尾嘉男、東京大学出版会、2003年

「文明が衰亡するとき」に、こんな文章がありました。以下引用
  運命は無常でかつ急変するものであるが、それに対して堂々と立ち向かうというのが、衰亡論の与えてくれる歴史観なのである。
  二十年先には、全然異質の困難な問題が出て来て、世の中は大混乱に陥るだろうといった悲観的な気持ちになることは、しばしばあるだろう。しかし、だからといって投げやりにならず、その都度目の前の問題に全力で立ち向かい、解決していくことは可能である。それが衰亡論を持った文明の生き方であり、われわれが衰亡論から学ぶものであるように思われる。

この二冊と直接関係はありませんが
自分なりのキーワードとしては
・・・小さき場所、個が生きる、多様な関係性の織り込み、
あるものを活かしてつくる(ブリコラージュ)
循環、身体感覚、路地・・・、
まあ、そんなことを手がかりに設計行為をしながら
建築をつうじて、次の時代の文化・文明を育んでいくことに
少しでも寄与出来たら・・・と思っています。
by craftscience | 2008-09-18 05:33 | 日々の雑感


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