焼き杉の外壁、 一年後の経年変化

c0087532_1041044.jpg

c0087532_1041216.jpg

昨日、杉並区の「時を重ねる家3」のNさんのお宅を訪問。棚の追加や床や壁のメンテについて打ち合わせしてきました。
その時話題になったのがこの焼き杉の外壁の木材保護と表情の維持についてでした。
焼杉というのは、木材の劣化を遅らせるために表面を炎で炙って炭化させたもので、伝統的な手法の一つです。ここではある木材業者さんが製品化していた焼杉材を建主さんがネットで見つけて、私も検討した上で採用しました。写真の部分は一階の外壁で上には庇がありますが二階の屋根で出は70センチくらい。西に側道路に面しているため西日が非常によく当たる建物にとっては過酷な部分と言えます。そのため同じ建物の他の部分に比べて、圧倒的に色落ちが進行していました。表面の炭化層が主に風雨で流されてしまったわけですね。
とは言え、黒い木目と薄茶のコントラストが効いてきたこの表情はなかなか味わい深く、建主のNさんも気に入っていて、この感じを維持したいものだとおっしゃっていました。
杉の下見板張りで私がよくやるのはユーロ(大阪塗料工業)という自然素材系の塗料で濃茶の着色するの方法で、木材の保護としては有効だと思いますが、この独特な焼杉の表情を損なってしまいかねないので慎重に考えたいと思っています。
by craftscience | 2012-10-01 10:06 | 2011時を重ねる家3@杉並区


<< 夏の思い出 暑中お見舞い申し上げます。 >>