八坂神社の「おけら詣り」

あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。

この年末年始は京都で過ごす初めてのお正月。
いろいろと新鮮な体験をしています。

大晦日はご近所の洋裁カフェの柴洋さんにお誘いいただき、
鍋パーティをしながら過ごしました。
途中、みなで近くの八坂神社に「おけら詣り」に行ってきました。
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「おけら詣り」は、大晦日の夜から元旦の明け方にかけて行われます。
護摩木を炊いた灯篭の火から、参拝者が購入した縄に火を移し、
その火を消えないようにクルクルッと手元でまわしながら持ち帰ります。
その火で元旦のお雑煮を炊いたり、神棚の灯火につけたりして、
邪気を払って、吉祥、息災を願うというものです。
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「おけら」とは薬草のひとつで、お屠蘇の中にも含まれていて、
胃を丈夫にしたり、邪気をはらうのだそう。
火をもらう灯篭の火種として使われているそうです。
また、「おけら」は息災を意味する「オキャラ」という梵語に由来するという人も居ます。
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僕らが行った時間は8時過ぎでしたが、結構な人出で賑わっていました。
これが紅白が終わるころ11時過ぎには大混雑でギュウギュウになるそう。
その中を火のついた縄をクルックルッとまわしながら大勢の人が行き交うのですから
かなりスリリングな光景が繰り広げられるのではないかと思いました。
晴れ着やダウンジャケットに穴が空くようなこともそこらじゅうで起きるのではないかと思いますが、
それをものともせずにお正月の風物詩として楽しめる文化はすばらしいなと思いました。
家の近く、人ごみを離れて、暗い夜道でおけら火が、丸い光の奇跡を描くのはとても美しく、
とてもいいものだなと思いました。大切にしたいですね。
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我が家の台所のガスレンジに、持ち帰った火縄で着火!
翌朝のお雑煮用のおだしを煮出しました。
by craftscience | 2012-01-03 12:17 | 京都のコト


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