「古さ」と「新しさ」の価値の転換

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古い家を全面的に改修するリノベーションはもちろん
新築の住宅をつくるときも、
どこかで古いものを活かせないかとよく考える。

無から有を創造するのではなく、
すでにそこにあるもの、
古くて活用されずに眠っているもの、
人々に省みられなくなって久しいが、じつは良い質をもっているもの。

そういった古いものたちの中に、新しい価値を見いだすこと。
そこが面白い。

「存在しているあらゆるものに意味がある」
という信念のもとでは
ゴミと有用品、古さと新しさ、無価値と価値は容易に転換する。

自分で手を入れる。
この行為によって、
それまでは自分の内面にしか存在しない
微かな「疼き」のようなものでしかなかった何かが
他者の目に見える形になる。
あるいは自分にとっても、美という感覚として実感できるものとなる。

他者にとってはゴミでしかなかったものがゴミでなくなる。
これは価値が生まれた瞬間ではなかろうか。

そんなことを考えながら
日々の暮らしの中に古いものを活かしていく・・・、
ということに取り組んでいます。

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by craftscience | 2011-11-10 08:51 | リユース・デザインの家づくり


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