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今日から連休後半。
この週末から東京で仕事なので、完全OFFとはいきませんが、 しばし、リフレッシュすべく、近くの建仁寺塔頭・両足院で座禅体験にいってきました。 http://www.ryosokuin.com/ 両足院では、旅行者でも気軽に参加できる座禅体験プログラムをおこなっています。 今回私が参加したのも朝8時半からおこなわれる60分のコース。 本堂に通され、まずはご本尊にお焼香。 本堂に並べられた座布団に座り、ご住職から座り方、呼吸法、心構えなどをお話いただき お線香が一本燃え尽きるまでの時間(約25分)座りました。 ![]() 初めて座禅を体験しましたが、 心と体が洗われるような気持ちのよい体験でした。 障子が開け放たれ、さわやかな春風が抜けていくなか、新緑をたたえた木々の枝が揺れ動きます。 座禅のイメージは、風が吹けばそれにしなやかに揺れ動く木のような姿でよい・・・とご住職は話されました。 無心になって身動きひとつしない・・・というのはある意味、座禅に対する偏見のようなイメージで、むしろ自然体であることのほうが大切で、意識せずとも自然に体が揺れるのはよいのだと。枝葉は風に揺れても幹はどっしりと、ましてや目に見えない地中にのびた根はしっかりと支えている。身体も同じで、上半身は軽くしなやかに、下半身がどっしりと根をはやしたように、そんなイメージを持ちながら座ることをアドバイスいただきました。 ![]() 最近、丸窓が気になっていて、 京都東山の泉涌寺にある雲龍院にいってきました。 雲龍院の丸窓は「悟りの窓」と呼ばれています。 京都で丸窓といえば、ここ雲龍院の「悟りの窓」か 鷹峯(たかがみね)の源光庵が有名です。 なぜこれが「悟りの窓」とよばれるのか、 不勉強な私にはよく分かりませんでしたが この座敷に座って丸く切り取られた庭の景色は確かに絵になる構図で感心しました。 手前から紅梅、ハナカイドウ、シャクナゲとが重なり一つの風景をつくっているのですが 特に梅の幹が左下からグーッと伸び、右の障子にかかるあたりでグッと垂直に伸び上がる。 そして点景として花が散りばめられ、時期をずらしながら咲いていく。 この絵画的な構成はみごとだと感心します。 自然の営みと、庭や建物という人工物とが重なり合って 私たちの心が動かされる。 建築と造園の可能性をあらためて感じさせてくれる瞬間でした。 ![]() 今日から2012年度のはじまりです。 昨日は、東京から京都に車を自分で運転してやってきました 写真は途中の、東名高速富士川サービスエリアからみた富士山と 富士川にかかる橋。 富士山には雲がかかっていてその全貌がすっきりと見渡すことはできませんでしたが、 その雄大な姿は確かにそこに見えています。 今の社会の行く先は不透明ですが、 本当に大切なもの、向かうべき方向性は少しづつ見え始めているようにも感じます。 東と西を行き来しながら、 時代の大きな転換期を広い視野で見据え これからの時代にふさわしい住まいのあり方を探求して 自身の仕事や生活のなかで実践していきたいと思っています。 クラフトサイエンスの東京オフィス、 移転のため住所が変わります。 新住所は 郵便番号124-0013 東京都葛飾区東立石4-39-9-1F TEL03-5698-8387 FAX050-3156-3769 電話番号は変わりありません。 FAX番号は京都オフィス兼用です。 これから新しい一歩をまた踏み出していきます。 今後ともよろしくお願いします。 今年に入って、「京都市文化財マネージャー育成講座」という講座を受講しています。
京都市と財団法人京都市景観まちづくりセンターとNPO法人古材文化の会が運営している講座で、 京都にかぎらず、地域に残る優れた建造物と歴史を守り育てる専門家の育成を目的にしています。 つまり、皆さんがお住まいのまちにも、古い建物で味わい深く、何とか残ってほしいものだと思う建物があると思いますが、そういう建物多くは、持ち主の都合で取り壊され無くなっていくことがほとんどでしょう。 それを何とか保存・活用していく道筋をつけられないものか、そのためのスキルや知見を身につけましょうという内容になっています。 半年間、二週間に一度、土曜日の朝から夕方まで講義や実習などで学んでいきます。 先日もその講座で、秦家住宅と杉本家住宅の二軒の京町家を見学してきました。 ![]() 秦家は薬屋さん、軒中央の看板が豪壮です。 ![]() 奈良屋杉本家は、呉服商として栄えていたそうですが、現在は文化財として保存活用されています。 http://www.sugimotoke.or.jp/ 写真でお見せできないのが残念ですが、庭園と座敷の関係がすばらしく、また抑制の効いた華美なところの無い意匠が、京商人としての美意識と奥ゆかしさを重んじる精神性が感じられ、たいへん勉強になりました。 ![]() ![]() ![]() 建主さんのご了解を得て、キッチン回りの日常風景をご紹介します。
隣地の幼稚園の豊かな緑を借景することを大切に考えながら設計した家です。 2階のキッチンのコーナーに配された窓からは、隣地の桜の樹を、 文字通り手の届く距離に感じながら台所仕事ができます。 ![]() キッチンは、いろいろな調理器具やこまごまとした道具が出てきます。 住む人の、ものとの付き合い方があらわれる場所ともいえます。 この家では、シンクとガスレンジのカウンターをフラットにするか ち上がりを設けて手元をダイニング側から見えないように隠すかずいぶん話し合いました。 結果、建て主さんが決断されたのはフラットにしようということ。 お客さんがきて一緒に食事をされることも多い暮らしで、 キッチンとテーブルの間で、たくさんのお皿のやり取りがされますが 立ち上がりは無いほうがやりやすいですね。 キッチン回りをお客さんから見えないようにして、日常を意識させない、 あるいはすっきりとした印象をもってもらいながら、もてなす・・・・、 という奥ゆかしい精神もありだとは思うのですが ここでは、お客さんも一緒になって洗い物を手伝ったりして 食事の全体を共に楽しむというオープンマインドな精神の表れたキッチンなのだと思います。 ![]() 壁の一部にくぼみがあって収納になっているのですが、 その扉にはガルバリウム鋼板を貼ってあり、 学校のプリントなどがマグネットでとめられるようになっています。 上には壁埋め込み形のエアコンが納まっています。 住む人の暮らしに寄り添っていくデザインを心がけています。 ![]() ![]() 2011年秋に竣工したこの家に伺ったら 手づくりの表札が入り口の壁に取り付けてありました。 木の枝やどんぐり、木の葉まであしらって上手に文字が作られています。 感激して建て主さんに聞くと、近くの公園や庭に落ちていた枝を使ってお子さんとつくったとのこと。 小学校に入学直前のご子息は 「とだけカタカナになっちゃったんだ・・・」と照れながら話してくれました。 ![]() ![]() 2011年の秋に竣工したこちらの家。 打ち合わせがあって伺ったら、階段の吹き抜けに立派なつるし雛が飾ってありました。 こういった季節の飾りというのは、日常の見慣れた風景にパッと花が咲いたようで、新鮮な気持ちをもたらしてくれるものだと、あらためて思いますね。 こちらの階段室は以前の記事にも書きましたが、光の取り込み方がとても上手くいって、この日も訪れたのは午後の2時ごろでしたが、つるし雛のまわりにやわらかい光が満ちていて心地よく感じました。 よい住宅とは、使い勝手がよく、丈夫で長持ちして、かつ美しい家だと思います。
あまりに当たり前ですが、当たり前のことを本当にきちんと実現することは簡単ではありません。 なぜなら、何がよいと思うかは人それぞれ違うから。 使い勝手を良くするには、住む人の暮らし方をよく知らなければなりません。 だから住宅の設計依頼をうけると、その方の暮らし方をよく観察し、ヒアリングを行います。 そこから課題を見つけだし、設計で解決できるように考えていきます。 丈夫で長持ちする家をつくるには「自然をよく知る」ことが必要です。 木のこと、風、水、光のこと、 これが時間とともにどう変わっていくかを常に意識しながら設計します。 ポイントは「自然に逆らわない」ようにすることだと思っています。 美しい家。 これもまた人によって美しさの感じ方が違うので難しい。 でも、私が美しいと感じるものが確かにあって、 その感覚に正直であることが大事だと思っています。 ![]() ![]() クラフトサイエンスの東京オフィスのご近所に建っているこの家。 平屋の小さな家なのですが、前からこの家の住人は只者ではない・・・、そんな気がして前を通っていました。 ![]() なんといっても、街のなかでの佇まいがいい。 この小さいスケール感と、黒塗りのナミイタがとても素敵です。 丁寧に手入れされた植栽が、きちんとした暮らしの存在を物語っています。 木製建具の姿はどうして、なぜアルミサッシより美しいのか? これで中に入ると、むちゃくちゃ断熱性能がよかったりしたら 一人暮らしの理想形なんだけどなぁ。
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